イノベーションについてのセミナーを東京商工会議所のセミナーのYouTube配信でみました。早稲田大学の教授でした。アメリカと日本のイノベーションについて話していました。アメリカはイノベーションが早いが日本は遅いとの事、理由は日本の場合は雇用制度である正社員が障害になっていて、違う業種にする為のイノベーションがアメリカは雇用を守らない為、人を解雇してイノベーションするからでした。
それに対して、日本の場合は、解雇をしないで地域や行政等の理解を得ながら少しずつイノベーションを進めて行くため、失業率が低いと話していました。どちらが良いかは価値観により違うと思いますが、日本式の方が良いなと思いました。
イノベーションをするにも会社内部に人材がいない場合にはオープンイノベーションと言って外部からイノベーションをおこす研究者や企業などと連携をするとの事でした。だいたい平均的費用は300万円位との事でした。
イノベーションをおこすための会社内部でのチーム作りでは、絶対に批判をしない、試行錯誤を繰り返して成功に結び付けて行く為アイディアの精査はしない、リスクを恐れない事を話されていました。
東洋紡を例にあげていましたが紡績が1960年代にはダメで少しずつイノベーションをして2010年には国内の紡績工場を閉鎖し今は新しい事業を行っているとの事でした。東洋紡は失業者を出さずに行政や地域の方々の理解を得ながらイノベーションをおこしたそうです。