難関資格を合格するという事は生半端の努力だと受かりません。まわりから、気が狂っているというほど勉強しないと受からないからです。弁護士、公認会計士、国家公務員1種、医師、税理士等の国家試験は正直言って、自分の若いころの人生を犠牲にしないと受かりません。
でも、そこまでやっても受からない人もいます。弁護士はロースクールを卒業して3回までしか試験が受けられずに、合格できない人も沢山います。弁護士になれなかった者が行政書士や司法書士へと流れて行ってこれら資格も難化傾向です。
私が何故、税理士になれたかは、毎日5時間、土日祝日は10時間の勉強をやり続けました。これを仕事しながらです。妻のサポートは勿論、義理の父や母のサポートはかなりありました。自分一人で勉強して合格したのは確かですが、その為にはまわりのサポートは必須です。
しかしながら、私はそこまでやっても税理士試験を3科目合格が限度で6年間の猛勉強は終わりました。税理士になるには幾通りかの方法があり、一番狭き門の5科目合格者で官報合格です。次に税務署に何十年間か勤める方法です。私は税理士試験の受験資格は全経上級試験(日商1級と同じレベル)の合格で、高卒でしたのでそれしか方法はありませんでした。
しかしながら、その全経上級が役に立ち、税理士試験の簿記論と財務諸表論は7カ月の勉強で2科目を同時合格しました。ただ、税法で苦しみ法人税、国税徴収法、酒税法を勉強しましたが国税徴収法のみ合格をして、税理士事務所に入り、実務で税理士業務を覚えたという感じです。
昔は、ダブルマスターといって、大学院を2つ出ると税理士になれましたが、今は、会計科目1科目と税法科目1科目を合格していないと大学院を出ても税理士になれなれません。
私の場合は、会計科目2科目合格と税法科目1科目合格をしていたので、大学院で税法の修士論文を執筆して国税庁の審査で税法免除で税理士になりました。高卒でしたので、大学は中央大学法学部通信教育課程を卒業して法律をみっちり叩き込まれて、大学の卒業論文は優秀論文になりました。
次は大学院の院試で通信制を選びましたが落ちまして、土日で卒業できる大学院に合格して修士論文を執筆しました。税理士になるのに16年もかかりました。本当に気が狂ったように勉強をしました。
難関試験合格したからと言って甘い道があるかと言えば違います。難関試験を合格してから自営業という道に入りご飯を食べていくというのが一番大変です。
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